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RAWを現像する-DiMAGE A200

 さて、宣言しといて少しあいだが空いてしまったが、お題はRAW現像である。

 購入してまもない頃に撮った駅構内の写真がある。設定のいじり方がよく分からないので、悲惨な映りである。こういう写真の方が耐性もなく粗が目立ちやすそうなので、ここでは起用。どうせ私の腕とこのカメラで、目の覚めるような画は撮れそうにない。
 とにかく試用のソフトも交え以下のものを比較し、今後どれを使用すべきかを検討する。

1)DiMAGE Viewer 2.37 (付嘱のもの。略号View)
2)DiMAGE Master 1.0.1 (Trial版。本命中の本命。略号Master)
3)Silky Pix Developer Studio 2.0 (巷で評判。略号Silk)
4)RawShooter Essential2005 (Free。『月刊デジカメ作品』推薦?。略号RS)
5)PhotoShop Elements3.0 (予定していなかったが飛び入り参加。略号PE)


 まずは以下の写真が、Default設定での上がり具合である。肖像権を侵害しそうであるが、皆さまお許しを。。。(次の写真はUpLoadの制限から、やむなくJPEGにしてある。本文の内容は16bit*Tiffの画像をもとにしており、掲載したJPEGは画質が異なってしまっていることをあらかじめお断りしておく)
DiMAGE Viewer(View) DiMAGE Master(Master)
SilkyPix(Silk) RawShooter(RS)
PhotoShop Elements(PE)


※ 冒頭写真などテーブルで組んでいますが、ブラウザによって表示結果が異なり、乱れて表示されてしまうことがあるようです。ご了承下さい。



 1)のDiMAGE Viewerは簡単なオプションしか搭載しておらず「明度」「彩度」「コントラスト」が変更できる程度である。2)のDiMAGE Masterがメーカーから出している有料のソフトであるから期待するのが筋であるが、なんとノイズ低減機能(NR)がない。もともとA200というカメラは低ノイズで、ノイズリダクション機能を「あり」に設定しておいても低速シャッター以外では用かず、これ以外で用くのは高温下での熱暴走時だけという、ものすごい説明が説明書に書かれている。その意味でもDiMAGE Masterは、メーカー推奨の正統派というべきだろう。(T_T)
 3)Silky Pixと4)RawShooterは細かいパラメータを搭載しており使いこなすのが難しいらしい。筆者:仁屋番頭があれこれにわか仕込みでやっても、Default設定以上の画を引き出すことは困難であった。この1)View 3)Silk 4)RS になく、2)Masterと5)PEにあるのがヒストグラムによる補正である。PhotoShop等でレタッチに慣れていれば、とても便利である。

ノイズ
 そこで陰になっている部分を見てみる。(以下16bit*tiffで現像保存し、写真左上のアーチの部分をUPにしてJPEGで掲載した。200%に拡大)
View
Master
Silk
RS
PE

 3)Silk 4)RS 5)PEはノイズ低減機能(NR)がある。ここの画像は初期設定のままで、NR関係は

3)Silk 「偽色抑制:80」「ノイズ除去:0」「ノイズレベル:4」「キャンセラ強度:224」
4)RS 「Noise Suppression:0」「Color noise Suppression:0」
5)PE 「輝度をスムーズに:0」「偽色の低減:25」

となっている。これらのうち下2種のソフトは、付嘱ソフトの1)Viewを基準にしてみるとよりノイズが目立たない。特にRSに到ってはこの初期設定ではNRはoffといっても良いのだが、なめらかプリンのような画像で一番Silkyである。

 ここで注意したいのはメーカー純正品 2)Masterは、1)Viewよりもノイジーである。これは問題である。ヘルプでは、「アンシャープマスクをかけるとノイズも強調されるが《しきい値》を2~20、《暗部プロテクト値》を適宜調整して、ノイズの強調を防げる」としている。実際行ってもさして変化は見られず、よくて強調がされないだけで一向に減りはしない。かなり消極的な機能で笑える。
 結果的に見ればノイズの出方はMaster>Silk>View>RS>PEの順で派手である。NRで補正量を増やせばコニカミノルタ以外のソフトは結果がかわるが、次にあげるデティールは失われる。(NRの補正量を強くした場合の画像は省略)

 ディティールはさほど変わらない。(200%表示)
View
Master
Silk
RS
PE

 上に述べたように3)Silk 4)RSなどはノイズ低減機能を強くすると、当然のことながら照明のリベット部分はディティールが失われてしまうから注意が必要。

 柱部分をみると、2)Masterは階調が飛んでグラデーション上に段差ができる。3)Silkが暖色系で見た目も綺麗だが、5)PEが実際に比較的近いであろう。
View
Master
Silk
RS
PE

操作上の問題
 DiMAGE Masterは噂どおり 超重い。次に重いのはPhotoShop Elementsである。
 1)Viewはインターフェースにデッドスペースが発生したり、その他いろいろと使いづらい。何よりプレビュー画面が小さく大きさの変更ができない。パラメータの数値を変更しても結果が判別しづらい。その代わり設定項目も少なく破綻もしにくい。
 2)Masterはパラメータ変更の結果が反映されるのが遅すぎる。ウインドウを並べての《比較モード》があるので、多少救われている。
 圧倒的にユーザーインターフェースが優れているのは5)PEである。

その他の問題
 3)Silk 4)RSの作業画面(プレビュー)である。
Silk RS

 このように作業画面(プレビュー)では、色が飛んでいるが、この設定で現像したファイルが、冒頭に挙げたもので、できあがりが異なる。プレビューと保存された画と、こうもかけ離れていては意味がない。他のソフトも多かれ少なかれこのような傾向はあるが、この2種は気になる。特に RS は画像種類を設定してからでなくては現像作業に移れず、このプレビュー画面を見ながら作業することを前提にしているので、プレビュー画面との不一致は捨て置けない。
 おまえん所はキャリブレーション調整をきちんとやっているのかとお叱りを受けそうだが、画像ファイルの保存形式による差異の問題を差っ引き、他のソフトと比較しても実作業に影響するのでソフトに起因する問題だと思っている。プロファイル設定でどうにかなるのかもしれないが、そこまで調べる気がない。

色の傾向
 そんな難しいことが私には分かる訳はない。おそらく2)Masterが《三次元ルックアップテーブル色変換方式RAW現像エンジン》というからにはメーカが推奨の色が再現されるのであろう。冒頭JPEG画像ではまた結果が異なってしまったが、Tiffで比較すると1)Viewがに同社製品だけあってよく似ていた。また実際の色に近いのはPhotoShop Elementsである。

最後に
 すでに見てきたようにDiMAGE Masterの吐き出す画が、他のソフトよりも優れているとは思えない、むしろ仁屋番頭程度の知識だと粗悪な画が作られてしまう。日常的に気軽に現像するならDiMAGE Viewerで充分という気がする。それ以外にあれこれ出力調整をするのなら、市販されている他社ソフトを使用するのが得策かな? というのが感想である。
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