街の情景 :: Salzburg

2005-11-10(Thu)

Salz1.jpg
 かつてヨーロッパ中に塩(Salz)を輸出したザルツァッハ川。その沿岸にたたずむ静かな城(=街)ザルツブルク。モーツァルト生誕の地であり、「サウンド オブ ミュージック」の舞台でもある。音楽祭の時は溢れんばかりに人が集まる。

雨上がりのホーエンザルツブルク城

 北のバチカンとして知られ、今でも影響力を持つ。モーツァルトはここの大司教と相性が悪く、終生この地を嫌った。ここは「紐の雨」とよばれる足の長い雨が降る

Nikon F100 RVP100
VR24-120mm 50mm付近 f11AE
Jun.2004


モーツァルトの生家 
Salz3.jpg
 ザルツブルクは三方を山に囲まれている。
 地中海の陽光・陽風はこのドイツとの国境に広がる山々がさえぎり終焉する。山上にはチロルの晴朗な空気、ここで両者が絶妙なバランスで共存する。

どんなに哀しみをたたえていようと、決して春の香りを失わないのがモーツァルトとすれば、ブラームスの音楽は、それがどんなに喜びに満ちたものであっても、つねに秋の翳りを帯びている(三宅幸夫『ブラームス』

という柔らかな日差しが空から舞い降りてくるような彼の音楽は、この土地だからこそ生まれた。(小塩節『ドイツの都市と生活文化』

 モーツァルト一家が決して裕福ではないが、幸せに暮らしたこの家も、若者たちの待ち合わせの場所。旧市街。

Nikon F100 RVP100
VR24-120mm 24mm f4.5 1/80 P-AE
Jun.2004




Salz2.jpg 
 モーツァルトの家から眺めた前通りの空間。左手前方の2階屋は結構知られたレストラン。

 秋には焼き栗が路上で売られる。日本とは違う味がして美味しい。





Nikon F100 RVP100
VR24-120mm 35mm付近 f11AE
Jun.2004




Salz4.jpg  鋳工看板で有名なゲトライデ・ガッセ。最近は国外ブランドの味気ない看板が多くなってきた。

 突き当たり崖上にはザルツブルク旧市街が見渡せ社交場であるカジノがあった。カフェ・ヴィンクラーというレストランだった時期もあり、今は美術館だとのこと。6月は期末でヨーロッパは予算消化の公共工事が多い。黄色いクレーンが邪魔をする。

 東側の山を越えるとザルツカンマーグート。湖畔地帯である。モント・ゼー、フュッセル・ゼーなどは秋から冬にかけて幻想的な光景が美しく、余裕のある人は足を伸ばすことをおすすめする。

最後にシューベルトはこの街を愛したことを付け加えておこう。

Nikon F100 RVP100
VR24-120mm 120mm f11AE
Jun.2004



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