Aerial Space

 Digital[な]空間 ― 移ろいゆく現象世界に歩みをとどめつつ

マウントアダプター

070426_01.jpg
Canon EOS 30D + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
processed RAW materials by DPP
1/750 -1.0EV Av ISO100

デジタル一眼レフはキヤノン・EOS 30Dが手持ちである。さてレンズはどうしたものか。

とりあえず手元にはそれまで使用していたニコンキヤノン New FD レンズがある。いずれも EOS EFマウントに直接つかない。EFレンズを揃えればいいだけの話だが、これらの資産を活用したいとの考えがあった。

EOS の選択はマウントアダプターなるものの存在があってのことである。
これがあるので、ニコンFマウント EOS に装着してみるという算段をしていたのである。

EFマウント(EOSマウント)は後発のせいもあり、フランジバックが短くとってある。つまりフランジバックが長い他社マウントのレンズも無条件ではないけれど使用できる。これが逆だと、即ちフランジバックが長いボディに短いマウント用のレンズをつけると、無限遠が出ないという。キヤノンがそこまで考えて規格を設定したかは分からないが、いずれの他社より短くとってあり、一部の人からユニバーサルマウントと呼ばれもする由縁である。

というわけで、マウントアダプターは各社から出ている。取りあえずよく名前の上がる近代インターナショナル「ニコン- EOS マウントアダプター」なるものでニッコールレンズが使い物になるのかどうか実験。

WEB 上にも愛好家のサンプルがたくさんあるが、営利組織の紹介記事(例えば「デジカメWATCH」 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2006/05/23/3813.html )を参考にした。
上記記事を引用しつつ私見も加えると、以下のようになる。
■ モードはマニュアルか露出優先モードで撮影可能
■ フォーカスはマニュアル。フォーカスエイド機能は機能しない(EOSのこの機能はあってなきが如し。この程度ならフォーカスエイドと名のるな、と言おうと思ったら取扱説明書は「合焦マーク」となっていた。それならよろしい)
■ ボディの液晶パネルの露出値は「00」を示す。絞りの設定はレンズの絞りリングで行う。
■ かなり絞らないと画像がゆるいレンズがある
■ ピントが合いにくい(ファインダーのせいもあるけれど、それにしてもピントが合いにくい。上記項目との関連はいかに)
■ 天候によって測光の傾向が変わる(ような気がする)

またどこかにも書かれていたが、説明書が簡便すぎる。どれが取付指標なのかさえも記述がない。またレンズをアダプターから外す折の「アダプターの解除ボタン」も名称は出てくるが、製品を見てどこに該当するのか分からなかった。上記のホームページ写真を見て確認した。せめて写真がダメでも挿絵くらいはないと。


しばらく使用しなかった Ai AF 28-105mm F3.5-4.5D を引っ張り出してきて露出優先モードで撮影。(このレンズで撮影した画像は省略)

天候は曇や雨の日である。 最低で 1/2 段、場合によっては 1 段以上オーバになる。-1/3 段では足らず、-2/3 段ではちょっと行き過ぎかな、という場面が多かったので、そこでボディの露出補正の設定を 1/2 段切替えにし、晴天の日に Ai AF 50mm F1.4D をつけ、基本は 1/2 段マイナス補正で出発。

070426_02.jpg
1/8000 (f2.8?) -1.0EV Av ISO100
もっと絞らなければピントがこないレンズもある。この浅さで、これくらい写ってくれれば納得する。

070426_03.jpg
1/3000 -0.5EV Av ISO100
小学校に鯉のぼりが泳いでいた。すべて腹を見せていてシシャモのようになってしまった。


結論からいうと、50mm レンズの場合は RAW 現像時に 1/2 以上プラス補正にする必要があるコマが多かった。つまりマイナス補正をしないほうが手間は省けたことになる。これがレンズに起因するのか天候に起因するのかよく分からない。

また 28-105mm レンズは絞らないとピントが来ないが、50mm は晴天下近景なら、F2.8 位でもほどほどに写る。いずれにしても絞り優先モードで適正露出が得られる訳ではなく、前後にばらつくようである。露出を変えて何枚かとっておくか、RAW で撮るかの撮影方法を選択することになる。

撮影条件が変われば結果は異なるのだろうけれど、 Ai AF 50mm F1.4D では今回のシチュエーションで必要十分な画像を得られることが分かった。使えそうである。

070426_04.jpg
1/250 -1.5EV Av ISO100
茎もいれたかったが、かなり汚いところなので写りこまない構図にした

070426_05.jpg
1/750 -1.0EV Av ISO100
遠景の描写を確認する。建物密集地という場所柄、遠近差もコントラストの差も求められない。平面的ではあるが木の木陰になっている部分を利用して写す。まあまあ見れる。

070426_06.jpg

上のファイルの左上の部分切り抜き。(クリックすると等倍で表示) 結構シャープに写っている。収差が出ているが、この程度は許容範囲。

070426_07.jpg
1/350 -0.5EV Av ISO100
白い紫陽花。(大手毬) 近景はほとんど問題ない。




オールドレンズ パラダイス EOS DIGITALとマウントアダプタで遊ぶ【2008.11.7 追記】

オールドレンズ パラダイス EOS DIGITALとマウントアダプタで遊ぶ

(2008/11/05)
澤村 徹

  昨日本屋さんで見かけました。

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  1. 2007/04/26(木) 20:36:43|
  2. Digital Camera
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

 こんばんは、マウントアダプターの世界も中々面白そうですよね。自分はフォーサーズのコンタマウントをいつか買いたいと思っています。
 1Gbのメモリーが遂に2000円を切りましたね。こうなると益々デジタルに傾倒するのは仕方がないですが、レンズは資産、使いたいですね。
 
  1. 2007/04/28(土) 05:40:04 |
  2. URL |
  3. レオナルド #-
  4. [ 編集]

恐る恐る……です

レオナルドさん、毎度コメントありがとうございます。

フォーサーズ + ヤシカ/コンタックスレンズは、素晴らしい写真がたくさんブログにアップされていますね。規格上にライカレンズもあり、メーカー保証のヴァリエーションが選択可能で充実しているところが嬉しいですね。

EOS + Fマウントは上リンク「デジカメWatch」はじめ、やや難あり写真ばかり躊躇していました。とにかく試用したらば上記の結果でやや安堵しました。

当然のことながらレンズを選ぶようなのですが、デジタルを考慮して製造されたものや、昔のものでも単焦点高解像度あたりが無難なのかと思いつつ、深入りは危険そうです。
  1. 2007/04/28(土) 09:17:32 |
  2. URL |
  3. 仁屋番頭 #-
  4. [ 編集]

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