
Canon AE-1P
new FD 35-70mm f4
20ン年前の香港。まだ英国領だった。
賞味期限切れ、廃棄食材利用のコロッケが問題となっていたと思ったら、次は抗菌剤入りのウナギが中国から。それでは済まず、ダンボールでできた小籠包が売られていたという。
ここ数日忙しかったのでニュースも細かにチェックしておらず、「ダンボールの……」というのが来客の口から出るたびになにかの冗談かと思っていた。
「いや、本当の話だよ」と仲間内から教わって「食べてみたい!」ではなくて、「ビックリ!」。
遅ればせながら昨晩の深夜ニュースを見ていると、中国政府(
国家品質監督検査検疫総局)がHP上で一覧を作り注意を呼びかけている。その品種たるや小籠包どころの話ではない、有機化学物質を使った着色食料などものすごい数である。

new FD 28mm f2.8
大破して今は亡きレンズ。さほど使用した記憶はないが、結構これでいろいろ撮ったみたい。
思えばこの旅行に行くのに新調したものだったか。あらためて見ると歪みが目立つ
食糧自給率10%の香港は、食材を中国大陸に依存している。その香港市民へのインタビューが面白い。「当たり前」「そんなことはいつものことよ」と目くじらを立てていたら生きていけない、という雰囲気。香港市民はすでにこの問題に向き合って20年になるという。一向に改善されない所が中央集権(周辺捨象)巨大国家:中国らしい。
そして調理前の下ごしらえは入念にする習慣が広まっているとのこと。野菜は必ず(塩)水に3時間浸し、煮沸し……。スーパーに行くと中国産野菜の残留農薬を落とす「洗剤」が製品化され棚に並べられている。そんな「洗剤」を使う方が人体に悪影響があるような気がするのだが愛用者があるらしい。
また食の安全を確保するために脱サラして、自給自足の生活に入った人もあり。自分用の食料を作るだけで職場に出てる暇がないためだそうだ。
「
羊頭狗肉」の成語が思い出されるが、中国の史書にある程度親しみがある仁屋番頭、似たような話は五万とある。なんでもアリの国だから、さもありなん。驚くというより、半ば呆れながらつつもさすが中国三千年の歴史、近代化されてもその精神は変わらない、と妙に納得してしまう。
四書五経を頂点とする――人間洞察に秀でた――漢籍の真理性を再認識してしまっている次第である。そしてそして、山羊の糞から抗ガン剤をつくる、とか、紙飛行機素材で月まで行く方法の開発など、中国人ならもっと凄いことができるのではないかと、人類の未来をかけた叡智を中国人に期待してしまうのである。

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- 2007/07/15(日) 21:11:54|
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