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ユーロ導入の条件

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【チェコ・フラッチャニィ】

今朝の番組で、厚生労働大臣の舛添要一さんが、後期高齢者保険の問題の一環で、話は消費税の引き上げに飛び火し、
ユーロの加盟国になるには消費税が15%以上でなければならないという規約がある
と発言していた。
「???」なんか間違っていない。

コペンハーゲン基準では以下のようになっている。(1993年)
(1) ヨーロッパの国であること。
(2) 法治国家、民主主義、基本権および人権の保障、少数派の保護を保障する安定した制度を有すること。
(3) 市場経済が機能していることと、EU 内の競争力と市場力に耐えうること
(4) EU の政治目標と経済通貨同盟の目標に従い、また EU 法の総体系を受け入れうること
このほかトルコはイスラム国であるからと、加盟が承認されない状況が続き、文化的障害が発生している。





さて仁屋番頭がチェコに立ち寄ったときは、ようやくユーロ加盟国に承認されたばかりばかりだった。しかしながら、メリットの一つの通貨統合に関しては基準に達せず、まだコルナの使用を余儀なくされていた。ユーロを導入すべく、基準を満たせるように必死の努力をしている最中であった。

このような状況だったから、現地の人々はその辺のことを事あるごとにわれわれに説明してくれ、経済に疎い番頭も、だいたいの枠筋だけは記憶にある。

それでは統合通貨ユーロ Euro のレベルではどのような話になるのか。ユーロ導入基準をみてみよう。(マーストリヒト条約「経済収斂基準」)
(1) 財 政 財政赤字がGDP比3%以下、債務残高がGDP比60%以下であること
(2) 物 価 過去1年間、消費者物価上昇率が、消費者物価上昇率の最も低い3ヶ国の平均値を1.5%より多く上回らないこと
(3) 為 替 2年間、独自に切り下げを行なわず、欧州通貨制度の為替相場メカニズムの通常変動幅を尊重すること
(4) 金 利 過去1年間、長期金利が消費者物価上昇率の最も低い3ヶ国の平均値を2%より多く上回らないこと
これに関連したさまざまな条件も目にするところだが、舛添発言に関わる問題はこのうち ① あたりであろう。

欧州諸国は日本と比較して消費税が高く(ドイツ19%、ただし概して食料や生活用品の特定品目税率は7%、内税であってそのこと自体を意識することはない。その結果である生活必需品の物価は、比較的安いといわれる。フランス19.6%、特定品目 5.5% or 2.1%。一律でもないのである)この辺を誤解しているのか、誤解させるような含みをもった表現として発言しているに違いない。

というのは統合通貨導入のためには、チェコが行っているように(当初ユーロ導入は2012年を目標、少し前までは2009年を目標)産業の育成・経済成長による GDP の増加のほか、財政赤字率を下げるために増税、という方法をとるからである。税率を基準としているわけではないのである。

ユーロを支えるドイツ・フランスなどのヨーロッパ諸国は、自国経済の健全化努力により他の地域に比べてこの (1) の率が低く抑えられ、物価も安定している。そもそも税率も含めユーロ圏内の財政政策あって導き出されたが故にこの数字だ、ということがいえるだろう。(一方でこれだけの高水準を加入国すべてが維持できるとも思えない、これが維持できなかったときどのような方策をとるのか――仁屋はそこに興味をおぼえる)

大国の場合は概して物価も安く生活しやすいといわれる欧州諸国、社会保障も充実しているこれらユーロ圏内諸国の社会構造から導き出されている数字なのだが、その数字のみに着目して物価の高さや経済・財政改革もなされぬままに、消費税だけは同率に……なんてことは是認されるべきことではない。

赤字国債発行で借金垂れ流しのアメリカ型国家予算の日本、間違っても (1) の基準は達成できようはずもない。

言っていることにトリックがあるなぁ。


http://jp.wsj.com/World/Europe/node_66995 ←なにか話が違う↑ (2010. 6. 2) 
放送大学を見ていたら、ユーロ圏に加盟するときは「EU」といい、通貨導入の時は「ユーロ」という決まり事があるといっていたが、本当かな~?


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