Aerial Space

 Digital[な]空間 ― 移ろいゆく現象世界に歩みをとどめつつ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ハプスブルク展

【ウィーンの森:マイヤーリンク】の「狩猟の館」
エリーザベトの長子、ルドルフ皇太子がマリア・ヴェッツェラ男爵令嬢と心中したところ。映画「うたかたの恋」でも知られている
左の団体、いつまでも一向に動いてくれなかった。

information
modelNikon F100
LenseAF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
FilmRVP 100
MeteringModeEvaluative


今日は休みをもらって展覧会めぐり。
それと、注文しておいた仕事用品の受け取りに回る。

午前中は上野へ「聖地チベット―ポタラ宮と天空の至宝―」へ行き、次に六本木の東京ミッドタウンで昼食をとり、国立新美術館「THE ハプスブルク(ハプスブルク展) 」を見る予定にしていた。

結局午後1:01には美術館巡りの使命は全て完了した。昼ご飯は「一人メキシカン」だった。あぁ寂しい。

お馴染みの国立新美術館

information
modelCanon EOS 5D Mark II
LenseCarl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
SoftwareDPP 3.6 以下同じ





東京ミッドタウン。実物なのかオブジェなのかよく分からない。

東京に住んでいながら東京ミッドタウンと国立新美術館は、初めて訪れる。

チベット展はまぁいいのだが、ハプスブルク展が引っかかった。

まずシシィことオーストリア皇后「エリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ・フォン・ヴィッテルスバッハ」の表記。「エリザベート」になっている。
ドイツ語としては前記「エリーザベト」が正しい。なぜフランス語(?)の読み方になるのだろう。出版物でもこの読みを採っているものは非常におおい。彼女に関しては実際に「エリザベート」と発音されていたのだろうか?

これもお馴染みの光景

ハプスブルク家の年表パネルは、選帝候のことだろうか「選定侯」と表記されている。近くにいた係員に尋ねてみると
そんなこと言われても分かりません
と取り合ってくれる気配もない。

ドイツ語では Kurfürst で Kur は「選ぶ」ことで、Wiki で見ると「選挙侯」「選定侯」の訳語も当てられるらしいから間違いではないらしい。でも私たちは「選定侯」と書くと、「間違っているよ」とよくいわれたから違和感がある。また「選挙」は Wahl で法的に区別されていたというから、「選挙侯」という訳語は誤りともいえる。

ほかのパネルでも Kammer (収蔵庫)を「カンマー」と表記していたが、これもよく「カマー」と指摘される部分である。(美術用語であるんかいナ?)

絵画ばかりで、ハプスブルク家が選帝候の中で独り Östreich (東方の辺境)の地に防人に出され、徐々に勢力を拡張、インスブルックで富を蓄えながら巻き返しを図る――というような歴史性には乏しい。


表記の問題や、主権国家が誕生してゆく時代に諸民族が割拠し狡知をめぐらす落日の神聖ローマ帝国やハプスブルク帝国を引きずったドイツ語圏、日本人の常識では計り知れない複雑なヨーロッパ世界を、テーマをどこにしぼって展示し紹介するのかは難しいな、という部分ばかりに頭がいってしまい、絵画ばかりだったこともあり、あまり楽しめなかった。

ちなみに帝国の時代がトウに終わっていることを自覚し、時代の流れのままに解体されていくのを愚直に見守った、まじめ一辺倒のフランツ・ヨーゼフ I 世が好きだったりする。

絶世の美女エリーザベトを嫁にもらいながら、エスコートできないところも、共感できる。

生涯たった一度の勇気は「姉じゃなくて、妹のエリーザベトが欲しい」といったくらいではないんじゃないか、といったら言い過ぎか……。


ブログパーツ
関連記事
  1. 2009/11/25(水) 20:30:06|
  2. 街の情景 Japan
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<< 赤い街 : Heidelberg am Neckar | ホーム | ドイツを旅して IV : 始まり >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://aerialspace.blog33.fc2.com/tb.php/403-89656f10
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

来訪者数


現在の閲覧者数:    無料カウンター

プロフィール

  仁屋番頭

Author:  仁屋番頭


◆ 仁屋商店の番頭
◆ 何を思ったのか、突然デジタルカメラを準備してブログを始める
◆ 移り変わりゆく街の情景、日常の光景を撮しとめたい ⇒ Read More

Camera
Nikon F100
CanonAE-1P, EOS 30D
EOS 5D Mark II
PowerShot G5 X
PowerShot S100
SonyCyber-shot DSC-R1
 
Film Scanner
NikonCOOLSCAN V ED

読んでね!

■■ コメント & TB ■■
気軽にコメントをどうぞ
■■  著  作  権  ■■
このブログの写真/文章の著作権は仁屋番頭に属します。転載することを禁止し、ご利用頂くことはできません。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

LINK


ブログ内検索

アクセスページ(10件まで)

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Twitter...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。