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城壁の街 : Rothenburg ob der Tauber その1

北辺の城壁:プルファー塔付近

information
modelCanon EOS 5D Mark II
LenseEF24-105mm f/4L IS USM
SoftwareDPP 3.6


ローテンブルク・オプ・デア・タウバーは、バイエルン州ミッテルフランケンのアンスバッハ郡のタウバー川沿いにある。(アンスバッハといえばカール・リヒターが「バッハ週間」で演奏を重ねたところも同じ名前ですね。ここのことかな?)

リング城に形作られる欧州の中世城壁都市の面影を今日に伝えている――といっても、昔から増改築をくり返し、戦後再建された部分もある。その結果、今は天狗の顔を横から見たような恰好をしている。

折り目が出てしまって見にくいのはご容赦

上の中世を模した地図は日本で購入し、現地で使用したもの。(城壁内の情報は現在のものになっている)左上が北にとられている。

少し以前に旅行情報誌で、「添乗員さんが再び訪れたい場所」というテーマで No.1 にもなっていた。番頭もかねてから訪れてみたい場所だった。

でも番頭が仕事で訪問する訪問先の人たちは
ここからローテンブルクは遠いよ……
とお勧めではないらしい。そしてそのとおり、なかなか滞在中の企画に組み込みにくい場所である。そんなわけで指を加えているしかなかった。

今回は車も自分たちで手配/運転だし、ここだけ目的地にして観光をさっと済ませればいいだけの渡欧。これをはずしては二度と行く機会はないだろう。ということで同行者には有無を言わさず、これだけは私の勝手にさせてもらう約束になっていた。

街の歴史は、タウバー川の渓谷沿いにある小さな村デトヴァンク Detwang に、 10 世紀、小さな教会が建てられたことに始まる。この教会を建てたコンブルクの騎士が(コンブルク Comburg は地名、名前はライニガーというらしい)、後に貴族として(コンブルク=ローテンブルク伯)領有していたこの地に移ると、その見はらしのよい高台に城塞を築いたらしい。

茜色に染まりゆく街。高台にある様子が分かるだろうか。やがて闇に消えてゆく

1108年にコンブルク=ローテンブルク家が断絶するといろいろとあり(略)、1142 年、神聖ローマ帝国ハインリヒ 5 世は、シュタウフェン家のコンラートに与えた。コンラートは、高台に新しい城を築いていった。今日見る城壁都市としてのローテンブルクはこのように始まった。

やがてコンラートが神聖ローマ帝国皇帝に選出され(コンラート 3 世と名のる。結局皇帝として戴冠されず、ドイツ王として終わったらしいが)、1152 年、彼が崩御すると子息のフリードリヒが後を継いだ。彼が幼かったため、コンラートは甥のフリードリヒ 1 世を後見人にたてていた。このフリードリヒ 1 世が有名なバルバロッサ(赤ひげ)である。

ところが 1356 年の地震により崩壊。
市民が壊れた城を資材に持ち去りほとんど何も残らなかったという。(ハイデルベルク城もそうだというから、市民パワーって凄い)
天狗の鼻の部分にあたるブルク公園のブルク門、もしくはブラジウス・カペレ(Blajius Kapelle 礼拝堂)は残された。それがシュタウフェン朝の面影を唯一とどめる遺構だそうだ。(ここら辺は資料によってまちまち)

名前の由来も、もとは赤色系(rot)の石材で造られていたためともいわれる。まぁ、これにも諸説がある。

日本で購入したもうひとつの地図――ドイツ製で現在の情報が載っている普通のものだが、周辺に何ヶ所か駐車場の表示がある。北辺の奥の駐車場に入れたい。
アウトバーンを降りて西へ走らせた車が、いよいよ城壁にぶつかると、右折して北辺を目指す。城壁沿いに走りながら様子をうかがう。

日本の駐車場のように有料かと思うとそうではない。無料であり、地図よりももっとラフに広がっている。

駐車場の様子

季節柄だろう、とにかくすいている。
荷物も載せたままなので(ヨイ子は真似しちゃダメ)、盗難にあわないようななるべく死角のないところに車を停めた。


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  1. 2010/02/13(土) 18:46:53|
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