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RTS ってなに? Hearts of Iron III 編

1939年11月22日頃の版図

HoI3 (ハーツオブアイアン III )は第2次世界大戦をシミュレートするスウェーデン製のソフト。
具体的には 1936 年から 第 2 次世界大戦が終わった頃の 1948 年(HoI2 の拡張パックDoomsday"Armageddon"は1964 年)までの世界をシミュレートするらしい。

ただし戦略シミュレーションで、戦術部分は脳内補完。

とにかくデータ量が半端でないらしく、操作量も多い。



戦術部というのは平たくいうと戦闘フェイズ。
脳内補完というのは、戦闘そのものに操作者が入力指示する部分がなく、しかも戦闘時にバックグランドで行われる処理が、おあいそ程度にしか画面上の形になって現れないのである。

よって、マニュアルやインターネットに載っているパラメータとその相互関係を熟知し、現在どのように戦闘が行われているか脳内補完する。それが楽しめなければ、あまりこのソフト向きの人じゃないんだと思う。

ではどうやって戦闘を行うかというと、操作者は、それに関わる諸要素を、戦略フェイズで条件付ける程度の介入しかできない――軍(このソフトでいうところの「師団」)の組織の仕方とか、司令官を誰にするとか、士気値を保つなど――その状態で対戦国のユニットと衝突するところは戦闘が始まるのである。(ぶつけ方にも色々あるにはあるんだけど……これが難しい)

脳内補完のレヴェルに達していない人には、面白くない。

今ではほとんどソフトを起ち上げることはないが、音楽が素晴らしいので、これだけたまに聴いている。


HoI3:第1回 スウェーデン

最初は操作を憶えるため、影のようにひっそりと身を隠し、しかも存在感がありそうな国を考える。
そうだスウェーデンに行って、ムーミンに会おう!

ムーミンはお隣のフィンランドの勘違いだったが、スウェーデンを選択。

ドイツからの侵攻にそなえ、少ない工業力でせっせと軍備を拡張し、国境線に配備。

なるべく連合国に近づくための国造りに励もうと思うが、なぜか政党に民主主義政党がない。
仕方なしに唯一民主主義思想を持ち合わせているという人物を内閣に入れ、連合国陣営の国家と通商取引をし、友好関係を築いてゆく。

インターフェイスには、国家を「連合」「枢軸」「共産」で表す3軸の分布パレットが具えられている。すると、わが国は徐々に連合国よりに移行してゆく。お近づきになれた国々と少しづつ同盟を結んでゆく。

波風を立てず、他国の領土も侵さない――これがポリシー。
いつまでたってもドイツのポーランド侵攻もおきなければ、第二次世界大戦も始まらない。

Wiki で史実を見ると、この国は根っからの社会主義国家で、しかも両世界大戦ともに参戦していない。
ドイツ等に通行権を与え、鉄鋼の資源などを供給したので、中立を維持できたらしい。

これに私が余計なことをしてしまったせいか、はたまたよく考えてみればこのソフトの製産国なるがゆえの不作為のバイアスがかかるせいか、何も起こらない。

世界が平和になって好かった好かった……


第2回 ドイツ

……では収まらないから、おきまりのドイツを選んでプレイ。

操作が不得手でポーランド電撃戦もうまくできない。マゴマゴしているうちにハンガリーから同盟の依頼が来てしまう。当然受諾。1939年9月を過ぎても、噂に聞く「ダンツィヒか戦争か」のイベントは起きない。仕方なしに各国と通商協定をせっせと結ぶ。

そしてポーランドから逆に侵攻されて手動で戦う。
少しずつポーランド領を占有しては行くが、ワルシャワの2歩手前にゆくのが精一杯。
最初の乱戦に乗じて優位に事を運んでいったのだが、両軍あい対峙すれば押し戻されつつ一進一退の攻防、ジリジリとポーランド軍が優勢になってゆく。
マウスをクリックする手の筋がおかしくなりそう。

そのうちに司令部に目標都市を設定し「電撃戦」と入れれば、AIが勝手にワルシャワを落としてくれることが発覚。あれよあれよという間に何とかしてくれて、ポーランド降伏。とりあえずソ連とは不可侵条約を結んで、東部戦線は防衛体制を選択。

続いてマジノ線とかいう防衛ラインがあり、ドイツ史を読んで、これを直接叩いてはいけないと判断。
オーストリアもこの時点で併合していないといけないんだっけ?とか見に行くと、いつのまにかに第三帝国の一員になっている。トラップ一家は無事脱出できたのだろうか。

ラインラント駐留というのも歴史上にはあったはずだが、このソフトでどう実現していいのか分からない。ゲーム・スタートの時点で、最初からマジノ線にいっぱいユニットが並んでいたので、これでよしとする。(「メニュー」から「キャンペーン」ゲームでドイツを選択すれば、このイベントのミッションが表示されることをのちに発見。どうやらクイックスタートでやっていたらしい。ちなみに確認のためクイックスタートを選択すると、やはりポーランド側から先制攻撃を仕掛けてくる)

「東部戦線異常なし」なんてなかったかも知れないが、指示もしていないのに、北部では東部戦線が勝手にデンマークを破ってスカンディナヴィア半島まで領土を拡げている。
しょうがないから一応軍団を組織してあげておく。あとは勝手にやってくれるだろう。
(1940 年 4 月 9 日:ノルウェー侵攻作戦《被匿名・ヴェーゼル演習》って、史実なんですね……知らないからな……)


この間、操作者はというと、当然ベルギーに侵攻、オランダにも進むことに。
一時は両国のほぼ全土を掌握して、個人的な趣味により V2 号設置準備も完了。(ロケット基地の建設を指示しただけなんですけれどね)

そしてパリに進軍。
あと一息と言うところまで迫ったが、届かない。ベルギー・オランダの完全降伏が得られていない状態で軍を進めたのがまずかったのか、降伏していたはずのルクセンブルクが息を吹き返し、ブリュッセルからも反撃に出られる。巻き返しに抵抗ができず、ドイツ軍は旧領土内に押し戻されて二進も三進もいかなくなる。

この時点で 1941 年に突入。ヴィシー・フランス(1940年)なんてのは夢のまた夢らしく、どこがおかしいか分からない。その後 1 年くらいして戦力も立て直せなくなってきた。気がつけばスカンディナビア半島では補給切れにより、戦車や部隊があちこちで機能不全に陥っている。
史実より早く敗戦の空気が濃厚になってきたのでここらで一端終了。枢軸陣営は連合国の2分の1強だったので、初めてにしてはまずまずという印象。

というわけで、すべて AI 委任でどうさばくのか、ディフォルトのやり方を参照することにした。


第3回 ドイツ AI Play を鑑賞

するとやはり 1939 年 9 月になってもポーランドに進撃しない。ちょっと介入して指示を与える。

史実は 1 ヶ月で済むはずが 4 ヶ月もかかり、ようやく 1940 年代に入りワルシャワ陥落。

以後、ハンガリーの同盟もなく物資の調達は前回の初心者プレーに比較しても微々たるもの。
こうして見ると、前回は資源も資金も潤沢だったんだなぁ、と気が付く。モタモタしていたのが功を奏していたのだろう。

しょうがなしに再び介入してイタリア・日本に同盟を求めるが断られる。 f^_^;
オーストリアは、またもいつのまにかに併合されている。
通商協定ももはやどこも結んでくれいないという有様だ。

この状況で次にすべきことは、ベルギーまわりでフランスを目指すことになるようだ。

その戦況たるや惨々たるもの。
とりあえずブリュッセルを目指そうとした矢先、すぐにフランス・イギリス軍が集結、その攻勢になす術もなく第三帝国本土があっという間に蹂躙されていって、もはや一国として戦えるような状況ではなかった。一言でいえばフランス・イギリスによる電撃作戦を喰らって一巻の終わり。みじめ。

枢軸陣営に加わった国もなく、歴史の再現もできずまったくお粗末な結果に終わった。

HoI3 のあまりの難しさに、仁屋撤退。


プラス EU3:HttT

同じエンジンを積んでいるヨーロッパ・ユニバーサリスIIIの拡張パック第3弾 エア トゥ ザ スローン(EU3 HttT というらしい)というのを試すことにした。このソフトは、イングランドのヘンリー4世の戴冠日である 1399年10月13日から、ナポレオン戦争終結後の 1820 年までのおよそ 420 年を体験するシミュレーション。

こちらの方が戦争は簡単そうなので、これで慣れてから HoI に移行しようと思う。
フランスを選択してまだ 10 年も経っていないが、HoI3 と同じく悲惨な歴史をたどっている。

400 年は長い。
10 年ほどで各地の反乱蜂起に翻弄され、王位僭称者に国は簒奪された。
今や、別の人々の国になってしまって、操作者である私の立場はまったく意味不明となってしまった。この状態であと 400 年以上やらなくてはならないのだろうか?お先真っ暗である。

HoI3EU3 の共通した特徴は、それまでのバージョン 2 と異なって歴史イベントの取扱が変わり、一定の条件が揃わないとイベントが発生しない。これによって史実通りに歴史は進まず、世界はかなり自由に変化してゆくとのこと。したがって歴史は憶えられないとのこと。

私の浅薄な横着学習方法は通用しないことが分かった。


Mod

さて、この Paradox Interactive 社の製品は Mod という有志によるデーターの組み込みができるように作られている。いくつもの Mod が提供されており、HoI3 には Ai Improvement Pack (AIIP)というものを組み込むと、より史実に近い同盟関係などが再現されるというので、現在これを組み込んで様子を見ている。(といっておきながら全然やっていない)


ってなわけで

そんなわけで 二ヶ月くらいの間に手元に
Empire : Total War
HoI3
Eu3 HttT
の 3 つが揃ってしまった。いずれも ネットでは「 PC にハイスペックを要求する」「動かない」「重くて落ちる」と書かれている。でも私の CPU:Core 2 Duo E8200 OS:Xp Mem:2Gb ボード:オンボード およびノートPC (ソニーの Vaio) CPU:Core i 3 OS:Win7 Mem:4Gb で問題なく動いている。HoI は パッチ 1.3 の時に一度だけ落ちた程度。

ノートPCでは、HoI3 Ver.1.3 は 立ち上がり時に、「ただいま世界を生成しています」「プロヴィンスを生成しています」と 3 時間以上もシミュレートしていた。まるで浦沢アトムのプルート状態である。

そして 1.4 パッチを当てたらすぐに起動するようになった。
トータル・ウォーはいまだ全容がつかめていない。

それにしても、私に色々なことを教えてくれたあの級友は今は何をしているのだろう、そんなことが頭に浮かぶ毎日だ。


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 とにかく歯が立たない。HoI シリーズのもっとも新しいバージョン。
 操作性に手が加えられた拡張パック「Semper Fi」(センパーファイ )のリリースが待ち遠しい(英語版はすでに販売。日本語バージョンは出るのか?)

【追記】 Semper Fi 日本語版は 2010.10.1 に発売決定


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 2010.8.5 発売。唯一の参考書。攻略本ではないが、これしか頼りになるものがない。
 これ以前には『電撃ゲームス』 Vol.5 で特集が組まれた程度。
 上記「ダンツィヒか戦争か」などの歴史イベント発生の条件が一覧になっているのがありがたい。「ダンツィヒか~」は 3 種類存在するのが分かる。

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 Complete 版が出て、この中に含まれる「 In Nomine 」が最後の拡張パックとの計画に反して、その後に販売することにしたと、付属のマニュアルには書いてある。
 操作性が向上されているというが、それでも他ソフトよりは使いにくいと評判。
 400年は長い。歴史書と地図は必需品

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 HoI シリーズ中もっとも完成度が高いといわれている前作、 Ver.2 のエンジンが提供され、有志が作った別バージョン。
 本年6月に日本語版は発売されたばかり。虻蜂取らずになるから手は出さない。

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